2025.03.20
伊達に伊達鶏あり「伊達鶏の会」木幡会長
「伊達鶏の会」は、福島県伊達市を中心に生産されているブランド鶏「伊達鶏」を広くPRするため、市内の飲食店や生産者らによって2024年3月25日に発足しました。

会長を務める木幡睦人さんは、伊達市内で複数の飲食店を経営しています。高校卒業後、ワシントンホテル福島の調理場で4年間料理人として働き、その後も居酒屋などで修行を重ね、計10年間の下積みを経て、2003年、28歳で独立。自身の店「居酒屋 時幻」をオープンしました。その後も次々と店舗を展開し、2023年11月には伊達市保原町の高子駅前にある新施設「U-プレイス伊達」内に「畑のみえるレストラン Earth」をオープンしました。
Earthの人気メニューのひとつが「伊達鶏のロースト」です。伊達鶏のモモ肉を低温調理でじっくり火入れし、味付けは塩のみ。シンプルな調理法が伊達鶏の素材の良さを際立たせ、ジューシーな仕上がりが特徴です。実際に味わったお客様からは、「塩だけの味付けなのに驚くほど美味しい」との声が多く寄せられています。伊達鶏本来の美味しさに驚く人が多いそうです。

木幡さんはこの背景として、「伊達鶏が地元の特産品であることは広く知られているが、実際に食べる機会が少ない」と指摘します。その理由のひとつは価格の高さにあり、伊達市内では取り扱う店舗も限られています。実際、伊達鶏の主な販路は東京をはじめとする関東圏であり、伊達鶏のブランドは関東圏を中心に確立されてきました。この現状を変えるため、木幡さんは「伊達鶏の会」の活動を通じ、市内での取り扱い店舗を増やし、特産品としての認知度を向上させることを目指しています。また、地元に根付かせるための一手として、伊達鶏の胸肉に注目しました。胸肉はモモ肉に比べて余りがちですが、これを活用した「伊達鶏薬膳ナゲット」を開発。イベント販売では高齢者を中心に人気を集めました。
木幡さんは、「伊達鶏を地元の食文化に根付かせるには、人と人とのつながりを深めることが重要だ」と語ります。そのため、農業と組み合わせた循環型社会の実現を模索しています。
伊達市は果物の名産地であり、その果皮などの下処理後の残渣(ざんさ)を伊達鶏の飼料として活用し、さらに伊達鶏の糞を果樹の肥料として利用することで、地域内で資源を循環させる構想です。こうした取り組みによって、伊達鶏の生産に関わる人々が増え、ブランドがより地元に根付いていくと考えています。

木幡さんは、「伊達鶏というブランドには強い存在感があり、簡単に終わらせるべきではない」と強い責任感を持っています。そのブランド力を活かしながら、地域での認知を高め、より多くの人に関わってもらうことが「伊達鶏の会」の使命だと語ります。地域のみんなで伊達鶏を盛り上げていくことが重要だという。『伊達鶏の会』は今後も新しい取り組みを増やし、伊達鶏に触れる機会をつくっていく予定なので楽しみにしていてほしいと語っていました。
これからの展開がますます楽しみな伊達鶏。これから更なる挑戦を続ける「伊達鶏の会」の今後の活動に、ぜひご注目ください。
伊達鶏の会