お知らせ

2025.01.29

伊達鶏の釜めしの開発秘話 「道の駅 伊達の郷 りょうぜん」 八島料理長

 

2018年にオープンした「道の駅 伊達の郷 りょうぜん」。そのオープン当初から現在まで、根強い人気を誇る看板メニュー「伊達鶏釜飯」を手がけたのが八島料理長です。道の駅のレストラン「だて食庵」では平日のお昼過ぎにもかかわらず、多くのお客様がその料理を楽しんでいる姿が見受けられます。
 

 

 

「道の駅 りょうぜん」のコンセプトは「山間と農村に浮かぶ宿場ビストロ」。八島料理長はこのコンセプトをイメージしたとき、山の方にある宿場町を思い浮かべたそうです。そしてこのイメージに合った看板メニューとして釜飯を選び、地元・伊達市の特産品である伊達鶏や醤油、ごぼうなどを組み合わせることで、地元色豊かな「伊達鶏釜飯」を開発しました。

 

 

 

八島料理長からみた伊達鶏の魅力は、その肉質の弾力にあるのだそうです。ブロイラーの柔らかさとシャモの歯ごたえの中間のような程よい弾力が特徴で、食べ応えを感じさせます。また、臭みが少なく、脂の乗りが非常に良い点も伊達鶏ならではです。特に皮の部分はパリッとした食感と脂の甘みが絶妙なバランスを保っており、料理全体の味わいを引き立てる役割を果たしています。

 

 

 

「伊達鶏釜飯」の開発には多くの試行錯誤がありました。照り焼きの塩分量やお米の量、だしのバランスに悩む日々が続き、たった10gの違いで仕上がりが大きく変わるため、何度も微調整を重ねました。

 

開発当初はまだオープン前で、釜飯を作る場所も整っていませんでした。釜の機械が置いてあった南相馬まで足を運び、1回で15個ほどのサンプルを作成。それを30回以上繰り返すことで、ようやく完成形にたどり着いたのだそう。

 

 

 

「伊達鶏釜飯」は提供開始から大きな反響を呼び、現在でも「だて食庵」の人気メニューのトップ3にランクインしています。リーズナブルな価格とボリューム感のある量が、その人気の理由として挙げられます。

 

オープン当初は890円だった価格が現在は930円となりましたが、それでも地元の方々に気軽に頼んでもらえる価格帯を維持しています。また、伊達市の食材を使用することで地域の特産品を広く知ってもらう役割も果たしています。

 

 

 

八島料理長は現在、季節感を大切にした料理作りに取り組んでおり、「伊達鶏釜飯」の新メニューも開発中です。季節ごとに異なる食材を活かし、地元のお客様に飽きさせないメニューを提供することを目指しています。新しい挑戦を通じて、さらに多くの方に喜んでいただけるようなメニュー作りを続けていきたいです。」と八島料理長は語っていました。

 

「伊達鶏釜飯」は地域の魅力を凝縮した一品として、これからも進化を続け、多くの人々に愛されるメニューであり続けます。地元の食材を活かし、季節ごとに新しいメニューを提案し続けるや八島料理長の姿勢から、今後ますますの発展が楽しみです。これからも多くのお客様に愛される料理を提供し続ける「道の駅 伊達の郷 りょうぜん」に、ぜひご期待ください。

  

道の駅 伊達の郷 りょうぜん だて食庵
住所:
福島県伊達市霊山町下小国字桜町3-1
電話番号:024-573-4880
営業時間:11:00 〜 15:00
定休日:1月1日(他、臨時休館日あり)
WEBサイト:http://michinoeki-datenosato-ryozen.jp/